「君、変わってるね」について
私は時々「君って変わってるね」と言われることがある。
言われたその場では「へえ、そうなんだ」と思う。そしてなんとなく分かり合えてない感じがして、ちょっと悲しい。
だから後から考えた。「変わってる」って、どういうことよ。
そもそも私からしたら、私って変わってなんかない!
きっとね、「変わってる」いうのは、
自分が日頃付き合っている人たち、身の周りの人たちとは全然違う、ってことだ。
自分の日頃から感じている「当たり前」「普通」からズレている、ってことだ。
日頃暮らしている環境は、じわじわと自分の中の「当たり前」に侵食してくる。
もちろんそのベースは、子ども時代に置かれた環境(国、地域、家庭、学校とか)によって形成された「当たり前」なのだけれど。
自分にとっての当たり前と、相手にとっての当たり前、常に違って「当たり前」。
この人変わってるなあと思っても、それは彼女が変なのではなく、自分と彼女がとっても違う人間なだけなのです。